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熱い夏がやってくると、ジュースやアイスクリームなどの冷たいものがほしくなります。砂糖の害は、いまさらいうまでもありません。ある学者によれば、砂糖絶ちによって、自閉症や登校拒否をもなおすことができることが実証されています。
砂糖のとりすぎは、頭も、体も、心もむしばんでいることは事実のようです。いま育ちざかりの子どもたちを、糖害から守るというのが、食べもののしつけの第一条です。
いったい私たちの人体に必要な糖分とはどのくらいの量なのかと言いますと、大体その人の体重にgをつけた半分ぐらいといわれています。20kgの子どもであれば、10gが1日に必要な糖分であり、20gも超えると糖害があらわれます。
ところでこども食品の糖分の含有量を示すと、おおよそ次の通りです。角砂糖1個4g、スプーン1杯の砂糖で5g、コーラ1本なら12g、果汁飲料コップ1杯で 20g、450gのアイスクリームで12g、同じくチョコレーで30g、ショートケーキで10gというのが目安です。 昔と比べて、日本の砂糖消費量は約50倍といわれますが、そのほとんどが、幼少期の甘味食品で占められているとすれば、いまの子どもたちは全く砂糖漬けにされているといって も、決して過言ではないと思います。
しかも、おやつに甘いものを常食していると、当然のことながら、食事が進まなくなります。 成育に必要な栄養は、たのしい食事によって身につきます。その大切な食事が食べられないでは、糖害と相まって、健康なからだが育ちようもありません。
3度の食事をしっかり食べさせるためにも、甘味のおやつはやめてください。また、そのように大切な3度の食事については、加工食品は極力さけて、いわゆるお母さんの手づくり料理を、ぜひお願いします。
加工食品は総体にやわらかくできていて、歯を使うことが少なく、歯を弱めるとか、成育に必要な栄養に欠けるとか、いろいろな害が気になります。なによりもお母さまの手づくりの味こそ、最も大切なのではないでしょうか。
自給自足のできない都会地に住む者にして、いまや食品添加物のない食品は皆無といわれていますので、 少なくともインスタント食品だけは、意識的にさけていただきたい、とお願いしておきます。 野菜、海藻、豆類、小魚、梅干などを多くとるように、お母さまの愛情と知恵で、すばらしい献立を考えてください。
Bear Child Education Academy