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5月5日は「こどもの日」です。
こども達が元気に育ち、大きくなったことをお祝いする日です。こいのぼりやかぶとを飾ったり、かしわ餅やちまきを食べたり、しょうぶ湯に入ったりします。どうして始まったのでしょう。
昔、武士のおうちでは男の子がうまれると「のぼり」をたててお祝いをしました。のぼりは武士が戦う時に、同じ仲間だよと分かるように持っていたり、たくさんの「のぼり」があることでこんなにたくさんいるんだぞ、と相手に分からすために使っていました。
そして昔、川にある滝を登りきった魚は龍になると言われ、鯉だけが登りきり大きな龍に変身しました。そんな鯉のようにたくましく育つようにと願いを込めて、鯉が滝を登っている絵や鯉の絵をのぼりに描くようになり、それがだんだん魚の形のこいのぼりになっていきました。
「かぶと」や「よろい」は武士が戦いの時に身に着けて体を守っていたことから、子どもの体を守って「武士のようにたくましく大きく育つように」と願いを込めて飾られるようになりました。
こどもの日に食べる「柏餅」は柏という大きな葉っぱであんこの入ったお餅を包んだお菓子です。柏という木は新しい葉っぱがきちんと育つまで古い葉っぱが一緒にいてあげます。そのことが家族の形に似ていて、家族が続いてきたように「これからもずっと続いていきますように」「こどもが大きくなるまでお父さんお母さんが守っているから安心して大きくなってね」という願いが込められています。
こどもの日のお風呂は菖蒲(しょうぶ)の葉っぱを入れてしょうぶ湯にします。菖蒲の葉っぱが武士が持つ剣の先に似ていることや、戦う「勝負」のことばと同じことから使われています。また菖蒲の葉っぱは香りが強くお薬としても使われることから「病気やけがをしないで健康に育ちますように」という願いを込めて入ります。菖蒲の葉っぱを頭に巻くと頭がよくなるとも言われています。
みんなでこどもの日をお祝いしましょう。
Bear Child Education Academy