別れがあり、出会いがある、春

「教育の道は、家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、社会の教えで実を結ぶ」という言葉があります。明治時代に、とある小学校が保護者に配布した
「家庭心得」に記されていたものです。

　これは、「教育は学校だけのものではなく、家庭から始まり、社会に出て初めて完成する」ということです。明治時代から１００年たった今でも家庭・学校・社会が協力して教育を進めていくことの大切さは変わりません。

　しかし、現在の社会では、生活様式や家庭のあり方が変わり、子どもの育成環境が大きく変化しています。それに伴い、特に社会・地域とのつながりが希薄になりつつあります。昔のように地域で子育てをしていくこともなくなってきました。

　くま教育センターは、家庭・学校・社会のうちの社会の役割りになり、家庭と
共に育んでいく「共育」を目指しています。
子どもの幸せな将来のために、今家庭ですべきことは何か、私たち教師にできる
ことは何かを考え、保護者と共に一人ひとりに合った教育方法を探しながら共育をすすめてまいります。

皆様も、子育てにおいて、不安や悩み、何が正解かわからないことも多いと思いますが、そういったときには、遠慮なくスタッフにお声掛けください。一緒に最善な方法を探していきましょう。

熊本　季治