ある小学校の新聞に素敵な記事が載っていたので、子どもたちの声と共にご紹介いたします。
1、よりそう心
・みんなが笑って遊べたらいいな。理由は楽しいから。(1年生)
・人の話をなんでも聞いてあげたい。それは話している人が楽しくなるから。(3年生)
・困っている人がいたら優しい声をかけてあげて、人と心によりそいたいです。(6年生)
2、自分から働きかける心
・いっぱい友達に優しくします。(1年生)
・僕はときどき、休み時間にトイレに行ってスリッパを並べています。(2年生)
・挨拶係で毎日挨拶をしています。挨拶をするとみんなが元気になるから。(3年生)
・困っている人がいたら助けたい。今まで勇気が出なくて声をかけられなかったから。
もっと自分に勇気を持ちたいです。(5年生)
3、決まりやマナーを守る心
・2年生になってから、休み時間に廊下を走っていません。(2年生)
・相手に伝わる挨拶を頑張っています。友達にも当たり前のように「おはよう」と言いたいです。(4年生)
4、感謝する心
・けがをしたとき友達が「一緒に保健室へ行こう」と言ってくれて心がポカポカした。(2年生)
・他のことを考えていたりして、感謝できていないときがあるから、努力してなおそうと思う。(5年生)
・家でも学校でも、何かをしてもらっても感謝の行動や言葉に出せていないから頑張りたい。(6年生)
人と支え合い生きていく上で大切な心。紹介した子どもの言葉は掲載されていた中の一部です。他にもたくさんの言葉があふれていました。小さな学年の子の決意、大きな学年の子の悩み。それぞれ悩みを抱えて懸命に努力する姿こそ、人も自分も幸せに近づくために必要なのかもしれません。子どもたちの美しい心に触れ、私たち大人が子どもから学ぶことも日々の中で多くあることに気付きました。皆様も、忘れている大切な心はないか、日常生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。
熊本 季治