やくそくを まもってあかるい 元気なこども

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楽しい夏、休みの日が多くなります。ただし、このお休みが楽しいか、楽しくないかは、 すべて、周りの大人たちの関わり方によります。小学生ともなれば、自主性も育ってきます。　　　　　

自分の好きなことができるという期待もあって、それなりに、楽しい休暇という自覚もあるでしょう。でも、幼児たちはどうでしょう。

幼椎園や保育園でのさまざまな生活体験をふまえて、子どもたちの興味は大きくひらか れてきました。今まであまり絵本や歌に興味を示さなかった子も、みんな絵本好き、歌好き に育ちました。もちろんそれは、子どもたち自身のがんばりで獲得した能力であり、また本 性として、そのようになる素質はもって生まれてきているのですが、周りの大人のはたらき かけを根気よく、子どもの生活リズムにとり組んでくださったお母さま方の努力なしでは、決して育たなかったであろう。という事を知っていただきたいのです。要するに幼児の興味は、周りのはたらきかけ次第で、どのようにでも創りだすことができるということなのです。　またそのことが、とても重要なことなのです。したがって、幼児たちにとって、家庭生活が楽しいか、楽しくないかは、すべてお母さまの関わり方にかかっているのです。

まず、長い休みつづきの前に、お母さまと子どもが交わす約束、またはいっしょに目指す目標を決めましょう。たとえば、望ましい生活の規範を大項目として、学習、運動、読書など、いま育てたい大事な習慣をあげてみます。次にひとつの大項目ごとに小さな段階に分け、毎日無理なく取り組めるように、日課や週予定を作ってみましょう。毎日、最低のことが続けてできるということが望ましいのです。やくそくのすべての項目については、何をどのような時間で、どのようにするかということを、休みの前に、子どもとしっかり話しあってとり決めなければいけません。また日々の実践についても、まかせるべき所と、支えの必要な所を充分みきわめて、つかず、はなれず、子どもたちが最高にいい気分で、いきいきととり組めるよう、しっかり援助をしてあげてください。

 何度も申しあげるようですが、子どもだけではできません。子どもたちの願いに、正しく応えていただき、すばらしい母子の共体験の日々であるよう、心がけていただきたいです。

Bear Child Education Academy