6月4日は「むし歯予防の日」とされています。子ども達の生えて間もない歯は十分に硬くなっておらず、石灰化が完全に進むまでに生えてから2~4年かかるため、むし歯になりやすいです。乳児のむし歯は自覚症状は比較的少ないですが、進行が速いので将来の噛み合わせにも影響すると言われています。健康な歯を保つために必要な歯磨きですが、嫌がる子どももいます。嫌がる場合は嫌な理由を丁寧に聞いて、その理由を取り除いてあげましょう。
①口の中に歯ブラシが入るのが気持ち悪い場合、まずは口の中に入れ、慣れることから始めましょう。甘い味のする歯磨き粉を使うのも一つです。
②ずっと口をあけていることが苦痛の場合、唾がたまってきたら休憩し、唾をはきだしたり、顎を休ませたりしてみましょう。
③歯磨きを親が手伝うのを嫌がる場合、短時間で済ませようと強い力で磨いてしまっている場合もあります。優しい力で優しい笑顔を心がけてみましょう。
無理やり歯磨きをしようとせず、嫌がる場合は中止しながら歯磨きを好きになれるように、歯磨きの絵本や映像なども使って取り組んでみてください。