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子ども達に与える愛とは

2020.9.13

愛とは何でしょうか。
SQ生き方の知能指数ダニエル・ゴールマンに「最も親しい人々と生物レベルで心を結び合う際の基本的なスタイルは、乳幼児期に経験する親密な人間関係の形によって決まってくる。乳幼児期に形成される脳と脳との結びつきは一生を通じて続き、愛着の対象となる人々と自分を生物レベルで結びつける。」と書かれています。乳幼児期に与える子どもへの愛情がいかに大切であることが分かります。また、この次期に愛情を与えられなければ、その子どもが大人になった時、人に愛情を与えることができません。愛情を知らない人は愛情を与えられないのです。子どもの頃に愛情を与えてもらえず、体罰や虐待を受けていた子どもは大人になった時、自分が与えられていた虐待を自分の子どもに与えてしまうそうです。
 では愛とは何でしょうか。私は人間誰もが持っている感情で自然に出てくるものだと考えていた特に男女の恋愛から出てくる愛情は誰もが当たり前に持ち合わせているものだと思っていました。しかし、「愛するということ(THE ART OF LOVING)」で、エーリッヒ・フロム(Erich Fromm)に「愛とは与えることであり、もらうものではない。」「愛とは愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである。」とあります。また、愛は人を信じること、子どもの人生において重要な役割を演じる人物が、子どもが健康に成長し、歩き、話すようになるという可能性にたいして信念を持っているかどうか、としています。人を信じなければ愛は生まれないのです。生まれながらにして、人を信じることを教わってこなかった人はどうでしょうか、環境が信じることができない、戦争、殺害、剥奪、レイプなどが日常的に行われている環境で育ってきた孤児は愛情が持てないかもしれません。またエーリッヒ・フロムは「愛は技術である。」と言っています。誰もが生まれながらに持っていて、自然に涌いてくる感情ではなく、意識的に行わないと出てこない感情であるとしています。それは人を信じることであり、信念を持つこと、そして希望を持つことです。人を信じることは勇気のいることでもあります。
マザー・テレサ(Mother Teresa)の言葉に「本当の意味で愛するということは、傷つくとうことなのです。」があります。また「最も悲惨な貧困とは孤独であり、愛されていないと感じることです。」(The most terrible poverty is loneliness and the feeling of being unloved.)があります。愛することは私たちの生活で、最も重要なことでありますが、そう簡単でないことを知っておかなければならないと思います。 

 KUMAMOTO HIROAKI

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